kekeの考えること

こういうことを考えてる人もいるんだなぁ

差。

三国志は、私が好きな歴史モノのひとつですが。

 

物語内で一族が代替わりするぐらいの、長い時間を舞台とした物語では、登場人物の年齢差、というものがピンとこなくなってしまいます。

 

特に三国志の場合、多くの漫画やアニメ、ゲームの題材となり、その中では、美化された武将、参謀達が活躍します。

 

劉備孔明が親子に近い年齢差であったのはメジャーな話でしょうが、その孔明の子ども世代の武将も、三国志には出てきます。

 

 

自分の勤める会社に例えると、劉備の凄みがよくわかります。

 

自分の会社を立ち上げた50代社長が、自分の息子の歳ほどの、就業経験のない20代若者を役員に採用するようなものですからね。

 

そりゃ、同じ50代でともに会社を創業した専務や常務は、社長を諌めたくなるのもわかりますし、この得体の知れない20代の役員を試してみたくもなるでしょう。

 

社長に心酔している執行役員などは、それをハラハラと見つめるしかないわけですが、この社長の決断が功を奏すわけですから、すごいです。

 

 

ま。

 

私なんかは英雄の器ではなく、大人としての度量もありませんから、社長が20代の若者を拾ってきて役員に据えた、なんて聞いたら、おそらく声はあげないものの、眉をひそめたまま、何事かが起き、過ぎ去るのをただ待つばかりで。

 

関羽張飛孔明を認めずに決定的な対立が継続したら、多分、自分は関羽につくんじゃないかと思います。

 

保守的と言えばそうですが、でも、実績のない若者など、保守派でなくともそうそう受け入れがたいのでは、と思います。

 

 

えーと、何が言いたいんだったかな。

 

そう、このように自分達を取り巻く年齢差、というものに当てはめて考えると、それぞれがどれだけ優秀で、有能であったかがわかります。

 

ゲームなんかでは、能力が低く、ザコキャラとして扱われがちな武将であっても、歴史に名を刻み、こうして2千年後の世であってもいまだその名を語り継がれるということは、名が残ったその事実だけで、実は逸材と呼ぶにふさわしい人たちなんだと思うわけです。

 

私なんて、よくて村人Aですよ。