部屋干しのために吊ってある私の下着を眺めながら、配偶者が、一日一枚だよねぇ、と言うので、一日一枚だねぇ、と返事をしました。
その後ボソッと、ロキソニン…と呟いたので、あぁ、腰に貼っている湿布の話か、と。
ある日、とある終着駅に向かうために電車に乗っているんだ、とLINEをしてきた配偶者。何両目に乗っている、みたいな話を続けてされたので、そのへんの車両は混んでるよね、もっと前の方は空いてるのにさ、と返事をしました。
ちょうど、東京メトロの乗り換え連絡通路があるんだよね、この車両のあたり、と配偶者は言うのですが、はて、私の記憶ではその終着駅に東京メトロの路線は乗り入れていないはず。乗り換えの連絡通路など記憶にありません。
そのことを伝えると、いや□□駅、と返事がきて、あぁ、配偶者がその電車に乗り換えた駅の話だったのか、と。終着駅の名前しか出てこなかったので、その駅の話かと思いました。
また、ある日。
先生がね、と話し始める配偶者。今度引っ越すらしいんだけどさ、と話を続ける。
配偶者が先生と呼ぶ人は複数人いる。
職場にもそう呼ばれる人がいるし、通っているクリニックにもいるし、ボイストレーニングでも先生はいる。
話の内容からしてボイストレーニングの先生の話だったようだが、わざと勘違いしてみたりする。
一応、主語とかないとさ、勘違いするじゃん、と言ってはいるのですが、衝動的に話すヘキのある配偶者。
休みの日に車で移動していても、前触れなく突然話が変わるのでついていけない時があります。
それを言うと不機嫌になるので、ずっと頭の上に「?」が浮かびながら聞いている、と。
ま、いいんだけどさ。
