通勤時の駅構内などでは、私は私なりに「セカセカ」歩きます。
サラリーマンのサガと言えばそうなのでしょうけど。
ふと、なぜ自分はセカセカ歩くのか、と思いまして。
出勤時間には、ゆとりを持たせています。
このご時世、会社も色んな意味で勤務時間にうるさく、遅刻だけでなく、無駄に早い出勤もできません。なので、むしろ駅のベンチでボーッとしてから会社に向かっています。
なので、別に急がなくても、乗り継ぎで2〜3本、遅い電車に乗っても全く問題はないのです。
万が一「遅刻」ということになっても、あからさまに遅延が発生している時は遅延証明で社内的にはどうにでもなりますし、今は社外に約束があるような立場でもないので、遅れたら遅れたで、業務自体にはほとんど支障はないのです。コロナ禍以降、朝イチからの会議も減りましたし。
じゃぁ、なんでかな、と。自分がセカセカと駅構内を歩く理由は。
色々と考えてみましたが、結局、私は人混みが嫌いなのだ、という答えに行き着きました。
この答えは、高校生ぐらいの時に電車という乗り物を多用するようになって気付いた自分の性質のひとつですが、駅構内をセカセカ歩く理由にもなっているようです。
しかし、そもそも論として、電車が混んでいるのも嫌いだし、行った先の繁華街がごった返しているのも嫌いです。その間の移動中も当然、混雑は嫌いです。
なので、例えば渋谷なんてもう何年行ってないだろう。まぁ、仕事での訪問先があったので以前は全く行かないわけじゃなかったですが、仕事では車移動でしたし、プライベートではそれこそ、もう二桁年は行っていないはずです。
そう考えると、歩き方だけに留まらず、自分のあらゆる考えや思考は、人混み嫌いがベースにあることに気付きます。
私の実家は電車駅のすぐそばという恵まれた環境で育ったにも関わらず、電車が嫌いで自動車ばかり乗っている、というのは、人混みが嫌い、というのが大きな理由です。
今でこそ電車通勤をしていますが、真面目に電車通勤をしているのも実はここ5〜6年ぐらいです。
現場の頃は、なんだかんだ理由をつけて社有車で帰ったりしていましたし、その前はそもそも、隠れてバイク通勤してました。
そんな自分が今、真面目に電車通勤できる理由のひとつとしては、コロナ禍による、世間の電車通勤の在り方が変わったことにあると思います。
テレワークの増加、オフピーク通勤の推奨、そして電車利用者数がコロナ禍前には戻っていない現状。
もちろん、混むところは混んでいますが、私が使用する路線は、ちょうど混む前の、端っこの部分の往復なので、ギュウギュウ、ということはありません。
昔経験していた、片足つま先立ち、指1本でつり革にギリギリ掴まっている、強制「JOJO立ち」のような事象は、今の私の路線にはありません。
プラス、年の功、というか、歳取って諦めが早くなったというか、隠れて車通勤する元気がなくなったというか。
話が逸れてしまいましたね。
なので、私が駅構内をセカセカ歩く理由。
それは、人混みが苦手であること。
だから、人混みから逃げたくて、つい足早になるのだ、ということ。
駅を飛び出してから会社までは、当然、人通りの少ない道を選びまして、そのぶん、のんびり歩いているのです。