部内の別課は人が定着せず、この1年で責任者が3人目です。
私と同じように現場上がりの人ばかりですが、かつての私もそうだったように、本社内の部署の、サラリーマン組織の典型のような在り方に、なかなかついていけない。
私はそれでも、そういうものなんだ、と受け入れてしまうタイプですが、正義感というものを並に備えていると、受け入れるのに時間がかかるのかもしれません。
報告のための資料作成、データ作り。会議のための会議や、答えありきの議論など、現場で今日を凌ぐのに四苦八苦していた人からすれば、茶番に見えなくもないのでしょう。
でも。
答えありきの中で、じゃぁその答えを実現するにはどうするんだ、という物事の進め方も、ひとつの解決方法を学ぶ機会になるとも言えます。
現場では、そのような茶番はないかもしれませんが、そのぶん、なんでも二言目には「無理」「出来ない」がはびこってしまいがちですからね。
あぁ、これはあくまでうちの会社の話です。
現在、報告のための資料作りをその課がやっていますが、少々、現実とは違うかもね、という内容に納得が出来ない新任責任者。
もちろん、その人はあとから着任したので、そこにあるデータは全てこれまでに抽出されたもので、その人は関わっていません。
しかし、全くデタラメなデータ、というわけではありません。
それらのデータを賢く使って、表現して、それっぽくする、みたいなこともテクニックのひとつだろうし、それを悪いこととして否定することもちょっと違う。
私は、毎月のようにそのようなことをやっているのでいい加減に麻痺してきていますが、そのうち、それらの人も慣れてくれるでしょう。
異動がなければ。