会議のための会議とか、会議のための資料作りとか、サラリーマンという仕事に携わる中ではよく聞く言葉です。
私が所属する会社は、世間と比べればしょぼくれた会社でありながら、そのようなことは発生していますし、現場にいた頃はただ文句を言っていればよかったですが、現場を離れて以来「そういう」お仕事が増えています。
なので、言葉ひとつを言うとか言わないとか、どう言うとどう聞こえるとか、その場で議論している人たちには当然のことなのですが、現場からすると滑稽に見えるかもしれません。
まぁ、それも必要なことだと、わかってはおりますがね。
そんな毎日を過ごしていると、仕事外で、いわゆる配偶者との会話にズレというか、感覚の乖離というか、そういうのが生じます。
思いっきり現場レベルの愚痴を言いたいだけの配偶者に対し、ついつい「いや、その言葉は適切ではないのでは」みたいな感覚で聞いてしまう自分。
まして、愚痴なんて大抵は上司だの同僚だのの文句であるわけですが、そこにはそれら他者への文句だけで、自分への反省は込められていない。
愚痴とは本来そういうものなのかもしれませんが、つい私は「そもそも自分の反省点はないのか?」みたいな感覚で聞いています。
なので、以前からそういう職場の愚痴を私には話さないほうがいい、とは言っているのですが、会話の半分以上が愚痴で構成されているようなので、最近は2人で黙ってスマホを見ている時間が増えてしまっています。
ここには、仕事感覚が抜けない自分が原因としてあるのですが、それでも仕事関係なく、ウソ、または結果ウソになるようなことは言えないとか、自分なりの会話ルールもありますので、それに照らすと、結局配偶者は不機嫌になる、と。
よく恋愛ものの物語や音楽で「ウソでもいいから○○して」みたいな言葉がありますが、それが出来ないタイプですワタクシ。ロマンチックの欠片もない、という感じなんですかねぇ。
しかも、ウソはよくない!みたいな正義感があるわけじゃありません。
後で揚げ足とられたくないだけです。
特にネット社会になり情報量が膨大になった現代では、そのような「言葉の問題」での炎上事件も増えました。過去の言葉を掘り起こされて、ウソついた!とか。デジタルタトゥーなんて言葉、いかにも現代っぽい言葉です。
なので、こういうブログも気をつけないと、ブロガーさんにしてみれば、ウソかどうかは関係なく全てが「デジタルタトゥー」であり「揚げ足になる可能性」ですからね。
私も、今のうちに配偶者への愚痴を書いたブログは消しておきますかね。(その前に見られてないが)