YouTubeでは、差し込まれるCMも当然動画です。
無料で視聴している身なので、ちょくちょく見せられるCMにはイラつきもしますが、文句を言える立場ではない。
で。
最近、それらCMについて少し思うところがあって。
手に商品を持って指さしながら話をしているような感じのCMで、演じている人と手前に映っている「手」が別撮りのものがチラホラある気がします。
別撮りなだけならまだよくて、多分、別人の手。
お父さん犬で有名なCMは、まぁ犬や猫だし、望んだ手の動きをしてもらうのは難しいでしょうから、手が別撮りなのはわかります。
ですが、某芸人さんが出ているCMでは、手だけが似ても似つかぬ綺麗な手。芸人さんは中年の男性ですが、手はおそらく女性、手タレか、というぐらいのキレイさです。(あらためて見てみたら、そこまでではない気もしていますが)
わざわざ手を別撮り、さらに言うと別人である理由は何なんだろうな、と。
まずひとつは、商品をしっかり映り込ませるため、というのが考えられます。
いくら著名人が出演していても、うまく商品が映らないと効果がない。
だから、手前に安定して表示する、と。ただ、フワッと浮いて映っていても構成上あれなので、演者が持っていて画面に向けているテイにしている、と。
付随して、おそらく演者が持ちながらうまく映るように撮影するのって、難しいんでしょうね。ブレたり傾いたり。
後は、商品の価値を少しでも高くするために、演者とは別に手タレを使うというもの。美しい手に持たれるからこそ、商品はより良いものに見えてくる。
まぁ、それと似たような効果を狙って演者も著名人を起用するわけでしょうけども。
後は、演者への「お金の問題」もあるのかな、と思ったりします。
契約の単位が私にはさっぱりわかりませんけども、例えば、全身で何秒幾らとか、別カットは追加料金、とか。1回、または1作品への出演というのとは別の単位があるのかもしれません。
タレントはイメージが大事ですから、手のアップを映して「手が汚い」みたいな印象がついては困りますからね。手のアップはNGとかあるのかもしれません。
さて。
また、答えを探さずに自分であれこれ推測して楽しんでおりますが。
今日、言いたいことの趣旨は、
演者と手の印象が違いすぎてかえってキモチワルイ、ということです。
中年の男性なら、それなりにゴツゴツした無骨さがあるでしょう。逆にそれがその世代、その性別の魅力と言えるかもしれませんし。
イカツイとは言わずとも、芸人さんで露骨に中年男性なのに、手だけがスベスベでシワひとつない、形も女性のような手が、さも「私の手です」みたいに映っていると、その違和感が正直キモチワルイんですよね。
まぁ、私なんぞにはわからないギョーカイの考え方、ルール、不文律みたいのがあるのでしょうから、そこにイチャモンをつける立場にはありませんけどね。
勝手に妄想して楽しむネタにしています。