kekeの考えること

こういうことを考えてる人もいるんだなぁ

活用法。

そういえば、昨年の流行語大賞は「ふてほど」という言葉だったらしいですね。

テレビドラマのタイトルの略、ということらしいんですが、私はテレビを見ないので当然知りません。

でも、ネットのコメントでも見かける意見ですが、私の身の回りでこの言葉を使用している人がおらず、使用されている場面も全くなかったので、流行っていたという認識からして全くないのです。


私自身の感覚では、流行語というのは主にどこかの誰かが言った言葉だったりすることが多く、テレビメディアから取り上げられることも当然あったと記憶していますが、しかしドラマのタイトルがそのまま流行語、ということは過去にあったかなぁ。


思わず、歴代の流行語大賞を調べてみました。

まず、誰かが言った言葉という方面では「神ってる」とか「忖度」なんかはそっちですかね。古いが「メークドラマ」なんかもこちらですな。

メディア、主にドラマから取り上げられた言葉だと、古いところでは「同情するなら金をくれ」、あとは「倍返し」とかありました。しかし、これらはドラマの中に出てくる言葉であって、ドラマのタイトルそのものではない。

一方で、ドラマタイトルがそのまま、を探してみると、「失楽園」がありました。


個人的見解ですが、流行語というのは一般の各個人が普段の生活や会話の中で「使いどころがある」から多く使われるものだと思いますし、だから巷で多く聞かれて流行語となるわけで。

先ほどの「神ってる」とか「忖度」などは、自分の生活の中で自由に使えますし「倍返し」なんかもそうです。

そして、「ふてほど」と同じドラマタイトルである「失楽園」ですが、これはいわゆる「代替語」とでも言えばいいでしょうか、隠語みたいな扱いで流行ったイメージがあります。


なので、やはり流行語というのは一般の人が日常の中で自分なりに使用できる言葉がしっくりきますが、一方で昨年の流行語は、正直、使いどころもないように感じますが、どうなのでしょう。

当該ドラマの話をする以外に使用できるのだろうか、と考えてみる。略さずに言うと「不適切にもほどがある」だったかな。どういう場面で使えるか。


う~ん、ドラマ自体のストーリーを知らないので正しい意味を把握していないのですが、例えば職場の部下が会議の場で空気を読まずに決まりかけていた議題に対し一人反対意見を発してしまうとか、職場の人のPCデスクトップ画面がエッチな画像だったりとか、バスの運転手が次に向かう停留所がわからないと言い出すとか、そんな感じですかね。

でも、本当に不適切極まりない時に、「ふてほどだ!」とか、言えなくないですかね。いや活用法もよくわからんのですけど。

不適切極まりない場面で流行語を使う方がよほど「ふてほど」だと思いますので、なかなか、使う機会もないんじゃないかと。


そんなわけで、私としても使いどころに困る流行語だなぁ、と感じましたし、だから誰も巷で使ってないんじゃないだろうか、とか考えてたりします。

まぁ、使ってないだけで「知っている」のなら、流行語、なのかも知れません。


誰も口にしない流行語。

それは果たして「流行している言葉」なのだろうか。