いい歳こいて言う話でもないんですが、僕が父から教わった仕事への向き合い方、というのは、今の僕のそれとは違ったと思います。
父は手に職を持っていたこともあり、仕事=人生みたいなところもありましたし、そんな父を当たり前の存在としていたので、僕自身がどう、というのではなく、仕事というのはそういうもんだ、という認識があったように思います。
だから、そうなれる仕事を探したような気もするし、いや、仕事というのはそういうものだから、という認識で、無理に仕事漬けを選んでいたのかもしれないです。
結局、僕は若いうちはフラフラしておりましたので、これ、という仕事に出会うこともなく、自分が何をしたいのかも探さないしわからないまま、気がつけば今に至るような気がします。
そんな中で、父のような仕事への取り組み方が正しいのかどうか、という疑問も発生し、そもそも父ほどの思いを持って仕事をしていないこともあり、たぶん、昔よりもテキトーになっている気がします。
テキトーだと、何も身につかなくなるので、成長もなくなります。
本来なら、ある程度の所まではがむしゃらに積み上げて、ピークを過ぎたらその積んだ高さを頼りに徐々に降りてくればよいのですが、僕はあまり積み上げないまま峠を越えた感があります。
ピークは過ぎ、今はゆるゆると降りてきているのですが、今のままでは定年まですら、標高が足りません。そろそろ海抜ゼロメートル地帯に突入し、定年まで居座ることはできないかもしれない。
ニュアンス的な話ですが、そんな感覚の今日このごろです、