隠者のような生活が、僕には合っていると思います。
名誉欲だの、出世欲というものもありますが、それを満たすための負荷を考えると、それらの欲を諦めて得る平穏の方が、欲しいものとしては勝ります。
ところで、社会風刺的なマンガだと、地位は高くてダメ人間、という人はたくさんいます。
現実にそういう人がいないわけではないでしょうが、社会情勢としてその手の人種は減ってきているでしょうし、そもそも地位を得るにはそれなりの才能や努力が必要なので、おそらくそのように後ろ指をさされるようなダメ上司も、その立場になるまでは、その人なりの努力があったんじゃないかと。
なにが言いたいか、というと、僕のような人間が仮に出世欲を満たせる環境があると、そういう人になります。
まぁ、そこへ至るまでの努力すら嫌いますから、ダメ上司にもなれない、万年ヒラ社員の可能性のほうがよっぽど高いですけどね。
古代中国のある人が言うには、ある立場に就き、自分にはとても務まらない、と戦々恐々とする人は、実はその地位にふさわしいのだと言います。
当たり前のようにその地位に居座る人、自分こそふさわしいなどと思っている人は、実は適正なポジションじゃない、ということでしょうね。
僕は、自分の能力は信用していませんし、今の立場でも不安に苛まれて過ごしています。
なので、これ以上に立場が上がると、いよいよ心か、もしくは心に端を発して病気にでもなってしまうんじゃないかと。
覇気がない、と言われればそうです。
ですが、おおもとの作りがそうなっているので、致し方ないんですよね。