ゴミ屋敷、という言葉があります。
類義語に、片付けられない人、というのがあり、さらにその類義語として、捨てられない人、というのもあります。
ここではあくまで、僕に関する話ですので、深刻にお悩みの方におかれましてはその点、ご容赦ください。
さて。
僕は、自宅をゴミ屋敷化する素質は十分に持っている人間でございます。
子どもの頃に、何度か自室はゴミ部屋直前にまで至ったことがあります。
一度は自分で片付けました。埃アレルギーがキツかったからです。
その前は、母が怒鳴り込んできたのがよい思い出です。
僕は、子どもの頃から自分がそういうタイプである、という自覚が持てましたので、逆に警戒することができました。自分自身を、です。
自分がなんでそうなのか、と考えることはよくありますが、結局、心理的な要素なんだと思うんですね。
ゴミ屋敷+心理的要素、という計算式でよく出てくる解のひとつに「セルフネグレクト」という言葉があります。
僕は、そのような症状ではなかったと思いますが、自分にあまり関心がなかった、というのはあるかなぁ、と思います。
まわりからの見え方を気にするのは人として当然で、だからこそお洒落もし、清潔感を持ち、実際に住む家や部屋だってキレイにするのだ、と考えると、自分に関心のない人間はゴミ屋敷クリエイターの素質はあるんじゃないかと。
僕は、服も適当だし、髪型も適当だし、そういったことに興味ないし、という人間です。
なんなら風呂だって面倒くさいタイプです。最近は年齢から体臭を気にせざるを得なくなりましたのでシャワーだけは欠かしませんが。
食事だって場合によっちゃ面倒です。料理する手間、コンビニに行く手間を考えたら、このまま空腹でいいからダラダラしていよう、とか考えるタイプです。
あと、人に言われたことですが、痛みに鈍感であること、ですかね。
鈍感=無関心ではないと思いますが、自分を気にするからこそ、痛みなどの異常や変化にも敏感になるのかなと。
痛みを感じないんじゃなく、痛いことに気付かない、というのが正しい表現ですかね。それに、痛みがあっても病院に行くのが面倒くさいタイプでもあります。
まわりが見かねて病院に嫌々行かされて、診察してみてら、よっぽど痛いはずだけどね、とか、本当なら入院で絶対安静なんだけどね、とか言われます。
そんな感じで、ネグレクトではないのですが、自分にあまり関心がないというか。
だから、諦めもめっちゃ早いです。粘ったりしない。
得たいものが得られずに怨念に塗れるぐらいなら、さっさと諦めてプラスもマイナスもない、という状態の方が平和でよい、と考えます。
話が戻ってこなくなりましたが、こういう、自分への関心の無さというか、どうでもいい感覚というか、そういう心理?性格?が、ゴミ屋敷クリエイターには必要なんじゃないかと。
あとは、僕の痛みに鈍感の話に近いですが、気付かない、感じない、というのも、クリエイターに必要な要素だと思いますが、ちと長いのでそれはまたの機会に。