現在の住まいのトイレは、電灯と換気扇のスイッチが縦に設置されている。
まぁ、特に変わった仕様ではなく、むしろ汎用と言うか、ありふれた仕様である。
換気扇のスイッチが上で、表示は「入」「切」で、その横に小さいランプもついているが、常に赤く灯っている。この換気扇は「遅れてOFFになる」タイプのものなので、その注意書きが大きく書いてあり、切ってからしばらくしてから換気扇の音が止む。
電灯のスイッチは下で、こちらは入・切の表示はなく、緑のランプが点灯していれば「切」で、消えていれば「入」である。
特に入切を示すランプが目立って目に入るわけだが、上下で表示方法が違うので、なかなか覚えられない。パッと見で、それぞれのスイッチが入なのか切なのか。
大体の場合において、両方のスイッチを操作するのであまり気にしないと言えばそうなのだが、覚えてないので、条件反射的にやっているだけである。トイレに入る時にスイッチを押し、出たら押す。
なので、たまに「トイレから出た時のスイッチ押し忘れ」があると、次にトイレに入る人の脳内が混乱する。
スイッチを押して入ったはずなのに、暗い。
でも、換気扇は動いている。
あれ、電球が切れたのか?
特に朝などは、暗いと言っても「気持ち」程度なので、違和感程度から入るので、より混乱する。
なので、用を足したい欲求を抑えながら、再度、スイッチを目視確認する。
換気扇は「切」になっている。
ん、ということは、僕が押して切になったのだから、もともと入だったのか。つまり切り忘れ。
じゃぁ電気もそうなんだろうな、と思うのだが、こちらはランプがついている。
えーと、ランプがついている時が切だったと思うから、あぁ、こちらももともと入の状態だったのか。
結局、両方とも切り忘れていたわけだ。
と、いう風に、理解するのに順序立てて考えていかないとならないのが、やっかいである。
さて、どっちだろう