長期的視野、というのは、僕にはないものです。
目の前しか見えませんし、だから先々のために手を打っておく、みたいな戦略的行動も出来ません。
なので、ゴールもわからず、はいこれよろしく、と渡されても、何も出来ないのが僕です。
ビジョンがないから具体的な行動も思い描くことが出来ません。
そんな自分に気づいたのはけっこう最近で、ここ10年ぐらいだと思います。
それまでは、仕事については見えていると思っていたのですが、それは現場の狭い範囲での話。会社単位でどこに向かっているとか、そういうのは見えていなかったし、気付きもしませんでした。お釈迦様の手の内側にいる孫悟空、といったところでしょうか。まぁ、孫悟空ほど秀でたものはありませんけど。
それから閑職に飛ばされて、僅かにあった現場時代の自信も打ち砕かれました。
今では、何をやるにも全体像が見えないし、そんな中で自分が動くと失敗しかない、という心配と、それにより評価が落ちていく、会社にいられなくなるのでは、という不安が連鎖的にやってきます。
それでも閑職から、忙しい部署に異動になりましたから、ここで立ち直るきっかけを掴みたいのですが、忙しいということは、そういう心配や不安も頻繁にやってくる、ということでもあり、どちらに転ぶか、諸刃の剣です。
もちろん、これらは泣き言とか、そういうジャンルに入る話なので、表に出すような感情ではありませんが、それはそれで、蓄積されるので危険かもしれません。
後は、教訓を一つ得たので、今後のために活かしたいのですが、期待されなくなり、やることがなくなると、本当に頭は回転しなくなりますね。
年齢のせい、というよりか、根本的に色々鈍ってしまい、特に頭がまわらなくなりました。
マルチタスクは全くできなくなりましたし、話を聞いていて、内容が入ってこないことが増えました。同時に、画期的なアイディアも出なくなりましたし、どうこうしてやろう、という意欲もなくなりました。
リハビリ中、という気分ではありますが、リハビリの中でストレスや不安に圧殺されないよう、うまくやりたいと願っています。