kekeの考えること

こういうことを考えてる人もいるんだなぁ

友人の話。

友人の弟が、春に脳出血で倒れたと聞きました。

 

その友人と会うのも1年以上ぶりだったので、知るのが夏になりました。

 

その友人はいわゆる幼馴染で、弟君も小さい頃から知っています。

 

また、彼らのお家事情というか、親との確執も聞いていて、二人とも心に何かを溜めながら生活をしていたことも聞いています。

 

家族の中で、この兄弟だけが、心の距離も近かっただろうだけに、はたから聞いている僕も複雑な気分です。

 

 

失礼な言い方になりますが、弟君は、この家族の悪いところを全部吸い取って、体に蓄積してしまったのかな、と思います。

 

弟君は独身で、倒れた後に住まいを訪れた友人は、その住まいにあるものやサマを見て、彼の心持ちを知った、と言います。いや、知ってはいたが、改めてそれを確認した、という感じでしょうか。

 

友人自身もそういう意味では当然思うところがあり、出す答えは違うのかもしれませんが、そこにある共通認識が、この兄弟の絆を保っていたのかもしれません。

 

友人も結婚はしておらず、必然的に弟君を看るのは友人、ということになるでしょう。

 

 

弟君は、手厚い保険に入っていたようで、金銭的な問題はないそうです。

 

ただ、だから良い、とは到底言えず、要介護5。一人で生活は出来なくなりました。

 

 

なお、その話を聞いた時には、その後にもうひとつ、ビックリする話があったのですが、全ては友人のことなんで、僕がベラベラと書くことではないと思い、そこは控えます。

 

 

弟君は、僕らより6歳下になるのかな。少し、歳が離れています。

 

弟君は、僕のことを知ってはいますが、さすがに親しい、という間柄ではないので、お見舞いとかは控えようと思っています。嫌でしょうからね。

 

 

友人と僕とは、同じ長男坊としての共通する境遇があり、規模や格式はともかく、それがために「家」という集団に対して思うところがあり、根っこでは似たような性格をしていながら出す答えは違った二人、となっています。

 

もちろん、僕は浅はかであまり考えることをしないので、けしてよい選択はしていませんが、それでも友人とは互いに「自分にやれないことをやっている」という意味では尊重しあえていると思います。

 

 

だから、というわけではありませんが、引きこもり体質でなかなか付き合いの悪い僕ですが、改めて彼との関係を考えていきたいし、弟君のことを含め、出来ることがなんなのか、考えていきたいと思った酒の席でした。