kekeの考えること

こういうことを考えてる人もいるんだなぁ

久しぶりの話。

YouTubeを開くと、オススメ(?)の動画がズラッと表示される。

 

どこでどう情報を吸い上げているのかわからないが、おもむろに心霊動画があがってきていた。

 

それで、ついタップしてしまうのだから、的確な情報収集とオススメ紹介なわけだが、ここ最近のネット検索や閲覧履歴から、なぜ心霊動画がピックアップされたのか不思議である。

 

 

さて。

 

閲覧したのは、肝試し系(?)の動画。

 

特に霊感があるわけではないと思われる人が、恐いところに行ってみるという、あまり感心はできないものだが、臨場感は伝わる。

 

 

そんな中で、幽霊を探知するために使用していたアイテムが面白かった。

 

ひとつは、霊の思いや言葉を電子音声にして再現するもので、あれはスマホのアプリなのだろうか。やらせかどうかは置いておいて、とりあえずは意思疎通のような、少なくとも霊の言いたいことはわかるものだ。

 

もう1つは、解釈が難しいのだが、霊の感情の強さのようなものを、放射線探知機みたいな音で表すもの。

 

さらにもう1つは、霊の放つエネルギーを、カメラの映像上で人型のような棒で表現するもの。この場合、映している景色の中で、霊がどのような動きをしているかがわかるスグレモノである。

 

 

これらは、昭和時代を過ごした我々からすると、子供向け雑誌の裏表紙などに掲載されていそうな、怪しさ満点のグッズである。

 

私が子どもの頃にこれらのグッズがあれば、そのためにお小遣いを溜めてしまいそうなシロモノである。

 

 

客観的に考えれば、これらがホンモノであれば、このような心霊系チャンネルで細々と使用されているだけではなく世間で話題を席巻しているはずであるから、その信用度は裏表紙のアイテムと変わらないのであろう。

 

ただし、巷でスマホが普及し、それに伴いデジタル化が進んでいる昨今、思いがけないところでそのような「おかしな」現象はあるようだ。

 

カメラが何もいない空間で顔認識をしたり、顔交換アプリで、やはり何もいない空間と顔が交換されてしまったり。

 

被写体の耳やホッペなどを装飾してくれるアプリで、やはり何もいない空間が「デコられて」いたり、など。

 

 

同じくデジタル化が進んだ影響で、逆に、心霊写真や映像という文化は廃れた、という現実もある。

 

捏造が容易になったからだと思う。

 

昔は本屋に、季節になれば心霊写真集が平積みされたものだ。テレビでは特集が組まれた。

 

 

まぁ、その当時から信憑性という意味ではさほど変化はないのだろうが、現代では、集めようと思えばネットを通じて、いくらでも恐い写真や動画を見ることができる時代であり、肝試しでお金儲けが出来る時代とも言えるので、良いことなのかどうか。

 

とはいえ、それを視聴をしている私のような存在が、お金を与え、それがまたそういう文化を醸成していると考えると、私にもその責任の一端はあるのだろう。

 

 

私は比較的、そういうジャンルが嫌いじゃないので、そのぶん、玉石混交となってしまうのは、あまり嬉しくはない。数は少なくて良いので、ホンモノであってほしいと思う。

 

このように、思いがけず幽霊に反応した、と思われるアプリから、リバースエンジニアリングのように、関連する機能ばかりを抜粋したら、もしかしたら将来的にはホンモノのアプリが開発できそうな気もしないでもない。

 

原理はわからぬものの、そうなるからそうなのだ、という感じにはなるのだろうが、そのようなホンモノにより、場合によっては助かる人もいるのではないか、と考えると、お金や時間にゆとりがある方には、手掛けてもらいたい発明でもあると思う。

 

 

さて。

 

こういう系の映像や写真は、それを閲覧する人へもよくない影響があることがある、と聞くことがある。

 

夜中の寝入りばなに、真っ暗な部屋でこれを見る私にも、何か、よくない影響があるかもしれないので、程々にしておこうと思う次第である。

こういう所ばっかり行く系の動画。