いま行われている、露がいうところの「軍事作戦」、他がいうところの「侵略戦争」は、SNSを使った戦争として、良くも悪くも、我々他国の民間人であっても、一定の情報が得られる戦争として特徴的です。
前線の様子が動画で公開される様子は、生々しくもあり、いくつもの「命が消える瞬間」が、探せば手に届くところに置いてあります。
人間は、環境に順応する能力がありますが、それは言い換えれば「慣れてしまう」ということでもあり、人の命が消えてゆくという非日常的な動画が溢れていても、むしろそれをニュースのネタ、商売のネタにする人もいる、というのが現状です。
これらを、動画ではなく、目の当たりにして生活する、というのがどういう気分なのか、私には想像も出来ません。
当事者からすれば「明日は我が身」なのかもしれませんし、そこに暮らす民間人であっても、聞こえてくる爆発音のもとに、失われる命がある中で日常を過ごしていかざるを得ないわけで。
こういうことはやめよう!というのは簡単で、戦う双方にはそれなりの理由があるわけですから、それが現実味を帯びない、綺麗事にしかならないことはわかっているものの。
こういう映像は見るに忍びなく、再生せずとも、どこか暗い気持ちになってしまいます。