今週のお題「あまい」
昨年末ぐらいから、飲む酒の種類を変えた。
それまではビール一択であったのだが、サワーにした。
それも、昔はチューハイのような、あまり味の濃いものは好まなかったのだが、今は、甘い、ジュースのようなものばかり飲んでいる。
ジュースのようなもの、だからこその良さ、と言おうか。
自宅では全然、酒を飲まなかったのだが、これだと、家でも飲み続けることが出来る。まさに、ジュースのように飲めるからだ。
アルコール度数も低めのものが多く、量を飲んでもあまり酔いがまわらないのが良い。
若い頃は、酔っぱらうために飲んでいるようなもので、だから、酔わないともったいない、ぐらいに思っていた。
酒も、これが好きとか、あれが飲みたい、などではなく、とにかく飲んで酔っ払って騒ぐのが目的だった。
だから、ベロベロになって、そのまんま布団に潜り込んで、翌日は二日酔いでつぶす、というような感じであった。
それが、娘を連れて食事がてらに飲むようになってからは、ほろ酔いから普通酔い(?)ぐらいで切り上げ、寝るまでに酔いが覚めていることが大半になった。
この飲みかたの方が、酔う、という楽しみもありつつ、酔いが覚めて静かな夜を過ごすことも出来、酔った時の楽しさを思い出しながら床につくことが出来るし、次の日に残らないので、色々とお得であることを知った。
さらに、お酒をビールからサワーに変え、アルコール度数も控えめのものにしたので、今では、週末の夜はいわゆる配偶者と音楽を聴きながら酒を飲み、彼女が酔っぱらって布団にもぐってからの静かな夜を、こうしてブログなどを書きながら過ごすのがとても心地よい。
以前から自覚はしているが、僕はお酒自体が好きなわけではないようだ。
お酒の場が好きなのであり、だから、自宅で一人で飲むことは出来ず、ビールも、皆で飲むから好きなのであり、一人で、または配偶者と二人でしんみり飲むには、美味しいとは思わない類なのだろう。
そこで、サワー。
といっても、レモンサワーとか、ウーロンハイとか、居酒屋定番のサワーではなく、ぶどうとか、桃とか、そういう感じのサワーを飲む。
この間買った、ぶどう酒、というのも、お酒お酒していなくて、飲みやすかった。
たまに、カルピスとか、ラムネとか、コーラとか、毒々しい甘さのサワーなんかも飲んでいたりする。
子どもの頃は、大人になれば自然とそうなるもんだ、と思っていたのだが。
僕は、ウィスキーとか、ブランデーとか、そういうお酒を嗜むカッコいい大人にはなれなかったみたいだ。
ビールとか、焼酎とか、お酒を愛する大人にはなれなかったみたいだ。
日本酒やワインで「利き酒」をするような、粋な大人にはなれなかったみたいだ。
でも、これが僕の「お酒の嗜み方」なんだろうなぁ、と。
この歳になってやっとたどり着いた感がある。