随分と前に、いわゆる配偶者へのプレゼントで、カメラを買ったことがあります。
数年後、一緒にやりたいから、と、お返しにカメラを買ってもらいました。
もう10年は前のことなので、旧いモデルだとは思いますが、一応、どちらもデジタル一眼レフです。
結局、ほとんど使っていません。
特に当時の配偶者は、けっこう切実な意味での趣味探しをしており、その一助のつもりだったのですが、まぁ「趣味にしよう」という動機から入っても、そう簡単に趣味としては定着しません。
私も同様で、興味はあれども、腰を据えてやる時間も作れず、しまったまま。
ですが、物置からまた、引っ張り出してきてもよいかなぁ、と、最近思い始めました。
なんだかんだで出掛けることは必ずあるわけで、そんな時に、ちょっと足をのばして景色を探してみるとか、そのぐらいは出来る年齢になったかな、と思うので。
ただ、写真を目的としてしまうと、先に始めた音楽をやらなくなってしまいますし、逆に自分の縛りにもなってしまう。
かといって、またカメラを物置にしまってしまうのも悲しい。
というわけで、両立、いいとこ取りで、音楽のための写真を撮ってみようと思ったわけです。
今の世代に通用する言葉なのかわかりませんが、「ジャケ写」みたいな。
もちろん、過激なものや加工などは無理ですが、風景写真をメインとし、この曲に合うなぁ、という景色をカメラに収めるのは楽しそうです。
逆もありかもしれないですね。
写真にある景色から、曲を考えてみるとか。
先程、何かのついでに足を伸ばす、と書きましたが、写真を理由に外に出るようになってもよいなぁ、と思っています。もちろん、あえてやるのではなく、自然とです。
ま…あくまで私の中でのことです。
音楽もカメラも素人ですので、この2つを掛け算したところまで、どこまでそれがアートになるのかはわかりません。
過去の無駄遣いの回収話です。