ゲームはもうしばらくやっていないので、昔の話になる。
そして、私は飽きっぽいので、そこまでやり込んだ経験や、シリーズ制覇などは経験がない。
そんな中でも、寝る間を惜しんでやった記憶があるゲームといえば幾つかあるが、今回はKOEIの三国志を挙げようと思う。
まず、このゲームはシリーズ化され、今でも新作が出ているのだと思う。今回は、その中で何作目、とか、そういう括りではなく、私が触れてきた全作品ということである。
このゲームの一番のメリットは、寝る間を惜しんでやりこんで、仮に寝てしまったとしても問題のないゲームだったことだろうか。
画面を凝視して、リアルタイムで操作をしないとならない場面がない。いや、シリーズ後半のラインナップになると、そういう部分が出てくるものの、それでもタイミングを選んで寝落ちすれば、全滅しちゃってやり直さないとならない、というような場面はそんなに多くない。
せいぜい、委任統治していた国が勝手に戦争をはじめていて、あげくに返り討ちにされて国を失っているとか、そういう感じだ。
ゲーム中にコンビニにも行けるし、なんなら外出も出来る。というより、いつでも中断出来るので、そんな場面もあまりないが。
このゲームの特徴は、同社の「信長の野望」もそうだが、実際の歴史をテーマにしているところで、私のように、このゲームから歴史に入っていった方も多いのではないか。多少のディフォルメはあるものの、アクションものの歴史ゲームに比べると、忠実に歴史を見ることができる。
内容としては、戦略シミュレーションゲームと言えばよいのかな?勢力を拡大し、天下統一を目指すもので、人材発掘をしたり、内政を行って国を豊かにしたり、というのもプレイの中に入ってくるので、勢力が、国が強くなっていくサマをうまく表現できていると思う。
そして、ゲーム中に登場する人物に興味を持ち、実際はどんな人物だったのか、という興味を持つと、いよいよ、歴史を学ぶことに楽しみを憶えてくると言えるだろう。
ゲームの中では、キリッとしていたり、すました顔をして武将たちが並んでいるが、彼らの実際の生涯を見ると、とてもじゃないが、すまし顔ではいられない。
能力値パラメータが低い武将であっても、その生涯は波乱に満ちていて、自分にはその環境下で生き抜くことが出来たのか?と考えれば、とてもそんな才覚はなかっただろうな、と。
また、実際の歴史を紐解くと、パラメータでしか知らなかった武将たちの素顔が見えてくる。性格や、考え方など、数字では表せない彼らの個性が見えて、ゲームでは冴えない武将でも、愛着が湧いてきたりする。
話がゲームとは関係なくなってしまった。
ただ、ゲームが私と歴史を紐付け、歴史が私を励ましたり戒めたり、というシーンがあったし、それで私の思考にも深みを与えてくれた、と考えれば、このゲームとの出会いは運命的であったとも言える。
今も、やりたいという思いがあるが、そこに割く時間は、めっきり減った。金銭的にもそうだし、他に優先すべき物事が増え、いつしかゲームをやらなくなった。
それでも、私はゲームで成長した面もある以上、ゲームというのは良いもの、という認識が、変わらずにある。
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