さて。
「趣味をもとう」
「趣味をやろう」
という、順番が違うような気がしないでもない趣味活動だが、順調に(?)スタートしている。
もともとは、物事には没頭するタイプなので、どっぷり浸かるのは苦ではない。
大人の事情とか、大人な心がけとかで、それらを抑えつけているうちに、没頭できるものがなくなってしまった、というのが本当のところだろう。
で。
なぜ、抑えつけていたか、と言えば、没頭してしまうからだ。鶏と卵みたいな話になりつつあるが、社会生活に悪影響が出てしまうほど、没頭してしまうからである。
趣味活動をするようになり、それを思い出した。
今回、趣味活動をするにあたり、最初に意識して、リミッターを外す作業があった。何をするというわけではないが、心の中の問題だ。大人を気取らず、子どもに還るための心作りだ。
今回は「やろう」と決め、意識的にリミッターを上手に外せたと思う。
だが、それは結局、社会生活に影響を及ぼす、負のエネルギーの放出でもあったわけだ。
仕事中も、ブログを書く時も、常に作りかけの曲を聴きながら過ごすようになってしまった。
あ、さすがに客先とかでは聴かないが。
作曲をしているわけではないのだが、常に手元に置き、触れていたい。そんな感じである。
以前は、若さもあってか、予定もせず徹夜したりとか、そのために他の予定をドタキャンしたり、なんてこともあった。
これでは信用のない人間になってしまう。
そんなわけで、抑制するために、没頭するネタを排除していき、私の遺伝子を継ぐ存在、つまり子どもが出来てからは特に、徹底して完全に排除した。
そして時が経ち、無趣味な自分に苦しみ、焦り、まごまごする自分。
人間らしい生活とか、人を幸せにするにはまず自分とか、没頭できることを完全に排除し、死んだ魚のような目をしている自分に、いわゆる配偶者は言葉をかけてくれた。
よ〜し。
やってみるぞ〜。
となったはいいが、これではまた、社会生活よりも優先して趣味に没頭してしまいかねない。趣味は楽しいが、諸刃の剣でもある。
ま、単純に私が不器用なだけでもある。うまくバランスを保つとか、平行して色々、というのが苦手で、どれかに全振りしてしまうのが私なのだろう。
さて、困った。
(と書きながら耳にはイヤホン)