今週のお題「自分に贈りたいもの」
自分で言うのもあれだが、あまり物欲は強くない方だと思う。
なんでも貰える、というのであれば、そりゃたくさん出てくるけども。
なくてもこうして生活しているし、それで著しい不満や不便を感じてもいないので、多分、そこまで強く欲しているわけじゃぁないのだろう。
個人的な心情だが、何かひとつ、手元にないことで「嫉妬」や「羨望」を抱いてしまうと、全てのものに同様の感情を抱かないとならなくなるので、そうならないよう工夫しているのだと思うし、そうすると、あまり強く求めている、というものでもなくなってしまう。
まぁ、これはあくまで「欲しいもの」の話であって、自分に対し「贈りたいもの」ではない。
今の自分、性格なども全部ひっくるめて、自分が喜びそうな何か、というと、やはりそれは形あるものではなく、買えるものでもない、いわゆる「プライスレス」なものということになるだろう。
自分は、変化を嫌うし、冒険も、ますますしなくなった。平凡で同じ毎日に幸せを感じるタイプなのだろう。
それでいて、世の中は常に変化していて、個人的には特にこのところ、その変化速度も加速し続けているように感じる。
昨日の常識は今日の非常識という感じで、世代間ですら、何かへ対する考え方やスタンダードが違うような気もするし、だからこそ、連綿と続く「人生の先輩からの教訓」も、全てではないだろうが、あまり役に立たなくなっている気がする。
私世代だと、自分が子供、学生の頃に親やまわりの大人から言われていた「生き方」というのが、今の世の中とはマッチしないような感覚があるんじゃないだろうか。
それともこれは、どの世代も通る道、なのであろうか。
昨今は、各人が、孤独に未来を考えていかないとならないような恐怖、不安感があるように思う。
もちろん、これは性格の問題も多分にあるので、これをチャンスとか、むしろ楽しいと感じる人もいるのだろう。
残念ながら、私はこの空気感を楽しめるタイプではないので、今の社会の変化の波は、ただ生きているだけでストレスが蓄積されてしまう。
というわけで、私に送るのであれば、そのような心配や不安のない「安心」というものを贈りたいと思う。
こういう性格なので、不安要素などを語ると尽きないので、細かくは書き留めない。