昔、長髪だった頃があります。
当時流行っていた「ロンゲ」というのとは違い、まさに長髪でした。
バンドをやっていた影響もあり、さらにはそのバンドのメンバーの影響もあり、いわゆるビジュアル系っぽい、中性的なイメージを目指しておりました。
しかし、元来が骨太な私。
鍛えればいい体になる、とか、よく言われたような骨格なので、無理でしたね、ビジュアル系。女性物の服がどうしても入りませんでした。
また、髪も、色を抜いて金髪っぽくしていたこと、髪の毛自体も固いし太いし癖があるし、ということで、そもそも目指すこと自体が無謀だったというか、それがそのまんま黒歴史です。
鏡を見るたび、そこに写し出されるのは、中性的なビジュアル系バンドマンではなく、レスポールが似合うハードロッカーでした。
タンクトップとダメージジーンズで、もう完璧でした。
あ、それで本題なのですが。
髪が長かった頃の癖が今でも抜けず、服を着ると、髪を服の外に出すために、首もとでかきあげるような仕草を両手でしてしまうのです。
今はカリアゲなのに。
他にも、例えば物を書く時、髪が邪魔だから首をかしげ気味にするとか、風呂から出る前に髪の毛を絞ろうとするとか、色々と、長髪だった頃の癖が抜けずに、今もやってしまいます。
さすがに、トリートメントを両手ですりこむような仕草はなくなりましたが。