kekeの考えること

こういうことを考えてる人もいるんだなぁ

念。

念、という言葉がある。

 

普段使いの言葉でも、残念、などと言うように、この“念”というものは、人とは切っても切れない、感情である。いや、感情なのかどうかもわからない。

 

試しに念という言葉を調べてみたら、とても一回で理解しきるような内容ではなかったので、とりあえずここでは、私の理解している内容としておく。

 

 

いわゆる「生霊」というやつも、念の一種と私は理解しており、また、この手の念は、発動すると自律型ロボットのように、本人の管轄外でプログラムされたままに動き回る。

 

やっかいなのは、発動時点でプログラムしているので、その後、本人に変化があっても、念はその発動当初のプログラムのまま、活動を続けるというところだろう。

 

 

さて。

 

以前、精神的に追い詰められてしまって、自らをこの世から消してしまおうとしている人の話を書いた。

 

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昨夜、なぜかこの人の夢を見た。

 

夢の中では恋人同士なのか、とにかく親しい仲のようであった。屈託のない笑顔をふりまいていた。

ちなみに、現実では親子ほど年齢が離れているので、こんなシーンが実現したら、それはすでに事案である。

 

 

夢というのは記憶の整理だと言う。

毎晩毎晩、全ての記憶を引っ張り出してきて、ガチャガチャワチャワチャと、整理整頓をするらしい。そんな中で、昔の景色や友人などが夢に出てくるとか聞いたことがある。

 

私の夢も、記憶の整理過程で見たもの、と言えば、それ以上ではないだろう。

 

ただ、そのような状況で、やはり気にするというか、完全に「今は無関係」と、スッパリ割り切れるものではなく、また、立場として何か出来るわけでもないのだが、記憶から消し去っているわけではなく、折に触れて「そういえば…」となるのは確かだ。

 

 

その人にとって、私がどういう存在だったかはわからない。なんせ、1ヶ月程度の接点で、仕事を教えるために同行しただけの仲だ。その後は私が自分の部署へ戻ったので、会うことはおろか、電話ひとつ、していない。

そして、前述のように私とはけっこうな年齢差もあり、恋愛話をされてオジサン困っちゃうなぁ、若いっていいねぇ、みたいな、しょうもない反応しかしていなかった、いわゆる職場の無害なオジサンでしかない。

 

 

ただ、現在は頼れるところも限られているだろう中で、もしかしたら、私のことをふと思い出したのかもしれない。

 

その人が今の心境に至る直接的なきっかけは、本人のプライベートなことであるが、その歯車が動き出した「始まり」は、うちの会社への就職である。

そして結婚する決意をし、親の反対もあったらしいから、それを振り切って一緒になったのだろう。おそらくそれが、原因のひとつではあるだろう。

 

そんな、ともかくもきっかけとなった会社で、最初に指導したのが、このオッサンなのである。

 

 

もしかしたら、あまり良い意味でなく、私を思い出すことはあるんじゃないか。

そして、念が飛んで、私が夢に見たのではないか。

 

または、私がふとした時に、そういえば大丈夫かな、と思うその都度、私から自律型ロボットが発生し、その人のところに悪さでもしにいったか。

 

 

にわか知識で妄想をしてみたが、少し内容が重たかったので、こうして記してみた。

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自律型ロボット“社畜