意見が変わったっていいじゃない、人だもの。
そこに、自分の勝手な希望とか、主観的な楽しみが、紛れ込んでいたのではないかい?
いわゆる配偶者の、親代わりのような存在の、叔父と叔母。
年始には、そちらにご挨拶を兼ねてお伺いしているのだが、毎年、チワワを連れていっている。
いわゆる配偶者が独身の頃からの事らしいので、叔父夫婦からも愛されており、来年も連れていくのだが。
今回は、叔父夫婦の娘家族が、新たに飼いはじめた猫を連れてくるらしい。いわゆる配偶者ほ、じゃぁうちも、と、チワワの他に、性格の良い猫を連れていく話をしたそうだ。
家族の集まりを切り盛りする叔母は、当初は準備も整えて、連れてらっしゃい、ということだったのだが、先日、大変にのるからチワワだけにしてほしい、と、改めて連絡があったそうだ。
いわゆる配偶者はすごくガッカリし、すねて、じゃぁ自分達も行かないとか言い出して、叔母を困らせている。
私としてはだが、そもそもそういう集まりに動物を連れていく方が少数派なことだと思うし、何より切り盛りする人の意見なのだから、特に気分も害さず、そうですか、で終わる話だと思う。
猫は、犬と違って場所が変わると警戒してしまったり、知らない人が大勢いたらビックリしてしまったりで、そういう場に連れていくにはそぐわないと思うし(連れていく予定の猫はそこらへん鈍感だが)、何日も家を空けるわけでもないし、連れていく方が違和感ではあったのだが。
いわゆる配偶者は、猫同士が仲良くなるのを期待したのかもしれない。自分が愛する猫が、皆にも愛されるのを期待したのかもしれない。
でも、叔母も気分で意見を変えたところはあるかもしれないが、そこまで怒ることでもないのでは。
叔母は、そもそも腰を痛めていて、こういう集まりも今回で最後にするそうだ。それに関しても不満があるようだが、これは仕方のないことだ。今後は、個別にお会いすればいい。
私の家は、そういう所がとてもさばけていて、年末年始も平日と変わらないし、イベント事もあまり興味がなく、集まる、ということもほとんどしない。
だから、叔母の意見もすっと入ってくるし、まして動物が一緒というのは、面倒だろうな、と、素直に思ってしまう。
叔父、叔母と、いわゆる配偶者のことではあるのであまり込み入って口は挟まないが、あまりこじれる前に、譲ったほうが、色々と面倒がなくてよいんじゃないかな、と思うのであった。