kekeの考えること

こういうことを考えてる人もいるんだなぁ

マニュアル。

会社のある人が、災害時のマニュアルを明確にしておくべきだ、と言っていた。

確かに、微に入るような詳細なマニュアルは、お目にかかったことはないような気がする。

特に、外回りをしている人達について、行動指針を定めておくべき、とのことだった。

 

私にはそのような細やかな気配りは、全然できていなかったので、恥じ入るばかりである。

 


私が把握している限りの情報だと、確か所属長に連絡し、判断を仰ぐとか、そういう内容だったと思う。


もちろん、それはそれで正しいことではあるのだが、一定以上の災害が発生すると、簡単に通信手段など途絶してしまう。

だから、会社と連絡が取れない中、外回りの人達は自己判断を迫られるわけで、その時のための行動指針、ということだ。


当然、会社としては「仕事より人命」を明言しているので、大災害の折には、まずは自分の身の安全を確保するよう動いて問題はない。

 

だが、悲しいかな、どれほどの規模の災害なら自分の命を優先に動いていいのか、というところで、多くの人は悩んでしまうだろう。

さらに言えば、仕事の品を、車ごと放置していいものか、という、そういう部分も明確にしておいてあげないと、みんな、懸命に仕事を守って二次災害に合いかねない。

 

10年前の大災害の時は、当時のみんなは、一人も仕事を放棄しなかった。

もちろん、直撃を受けた地域ではないものの、停電し、連絡は途絶え、道という道が大渋滞し、そんな中で夜通し運転し、次の日の午前中になって、みんなヘロヘロになりながら、帰ってきた。

ちゃんと、行くべき客のもとへ深夜になろうと訪問し、既に客が避難済で真っ暗なのを確認してきた。もちろん、品物を大事に抱えて、だ。

 

 

その後、台風直撃などの場合は、会社対応として、予め客に連絡してお伺いを断ったりしていたが、それでも1割程度の客からは訪問を求められ、暴風の中、私も含めて軽自動車で出ていったものだ。

 


声をあげた人に、どこかでそういう話が出たのか、と聞いたら、

 

「最近、変な地震が増えてるじゃん?」

 

とのことだ。

 

話し方は間が抜けていたが、こういう人は、大切にするべきだ、と思った。

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暴風後の傘達だそうです。