kekeの考えること

こういうことを考えてる人もいるんだなぁ

バスの中の光景。

バスが、ブレーキを踏む。

 

となりに立っているおじいちゃんが、

 

ぴょいっ

 

と飛ぶ。

 

おじいちゃんは照れ隠しにすごく真面目な顔をして、元の立ち位置に戻っていく。

 

バスがブレーキを踏む。

 

すると、またおじいちゃんが

 

ぴょいっ

 

と飛ぶ。

 

おじいちゃんは、何かを聞こえない程度にブツブツ言いながら、また元の立ち位置に戻っていく。

 

 

反対側を見ると、酔っ払ったおじさんが、立ったまま半ば意識を失っている。

 

両手で吊り革につかまり、ほぼ全体重を吊り革に託している。

彼の握力だけが、彼を立たせている。

 

 

バスがブレーキを踏む。

 

くるっ

 

おじさんが向こうを向く。

肩にかけた通勤カバンが慣性の法則で前に行こうとするため、カバンに振り回され、おじさんが回転するのだ。

 

バスが発進する。

 

くるっ

 

おじさんがこっちを向く。

通勤カバンが慣性の法則で(以下略)。

 

ちなみにおじさんは、カーブでは左右に回転を入れながら揺れるので、まわりのお客さんはいい迷惑だ。

 

 

ピンポーン。

誰かが、降車ボタンを押した。

 

安全のため、バスが完全に止まってから席を立つよう、運転手がアナウンスする。

 

そろそろ到着というタイミング、他の皆様に迷惑をかけまいと早めに席を立とうとするおばあちゃん。

 

見透かしたかのように

「完全に止まるまで着席したままお待ちください!」

とアナウンスする運転手。

 

いやいや皆さんにご迷惑は…

席たつなっつってんだろ!

 

運転手とおばあちゃんの、心の声バトルが始まる。

 

バスがブレーキ!

 

よろけるおばあちゃん!

とっさに手すりに掴まる!

 

ミラー越しに鋭い目!

 

…バスの中は、意外と賑やかですね。

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